2015-07-27

OpenStack RDO Managerインストール (2)

OpenStack RedHat RDO Managerのインストールを行います。

OS周りの設定は、OpenStack RDO Managerインストール (1) で完了しているものとします。

事前準備

stackユーザーでssh公開鍵ログインします。

$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa stack@192.168.100.30

ここからの作業は、時間がかかることがありますので、screenを使用してください。

[stack@rdo ~]$ screen

接続が切られた場合は、screen -r でscreenをアタッチしますが、生き残っている端末に依然としてアタッチされていることがあります。

下記のようにして再接続した後、古いpts/nをkillして、screen -r でアタッチします。

$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa stack@192.168.100.30
[stack@rdo ~]$ ps aux|grep pts|grep sshd
stack     9246  0.0  0.0 131068  2056 ?        S    00:01   0:00 sshd: stack@pts/1
stack     9511  0.0  0.0 131068  2048 ?        S    00:29   0:00 sshd: stack@pts/3
stack     9544  0.0  0.0 112640   960 pts/3    S+   00:30   0:00 grep --color=auto sshd
[stack@rdo ~]$ kill 9246
[stack@rdo ~]$ screen -r

仮想環境のインストール

仮想環境で3VMをセットアップします。 VMを作成するためのinstack-undercloudをインストールします。

[stack@rdo ~]$ sudo yum install -y http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/e/epel-release-7-5.noarch.rpm
[stack@rdo ~]$ sudo yum install -y https://rdoproject.org/repos/openstack-kilo/rdo-release-kilo.rpm
[stack@rdo ~]$ sudo curl -o /etc/yum.repos.d/rdo-management-trunk.repo http://trunk-mgt.rdoproject.org/centos-kilo/current-passed-ci/delorean-rdo-management.repo
[stack@rdo ~]$ sudo yum install -y instack-undercloud

仮想環境の設定

Undercloudの動作環境として、3つのVMを作成します。

下記コマンドで作成、起動されます。 ベアメタルVMは、Overcloudデプロイの際に起動されます。

シャットダウンした際は、virsh start instack でVMを起動させてください。

[stack@rdo ~]$ instack-virt-setup
[stack@rdo ~]$ sudo virsh list --all
 Id    Name                           State
----------------------------------------------------
 2     instack                        running
 -     baremetalbrbm_0                shut off
 -     baremetalbrbm_1                shut off

各VMの電源管理設定

各VMは、ベアメタルマシンではないため、IPMIで電源管理ができません。 そこで、OpenStackでベアメタルとして仮想環境を使用する場合は、PXE+SSH を使用します。 このため、管理IPアドレス192.168.122.1へsshできる必要があります。

デフォルトで作成されるinstackenv.jsonは、rootユーザーですが、stackユーザーで電源管理できるようにします。 下記コマンドで、sshできることを確認します。

[stack@rdo ~]$ ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa_virt_power.pub stack@192.168.122.1
[stack@rdo ~]$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa_virt_power stack@192.168.122.1
[stack@rdo ~]$ logout

instackへUndercloudのインストール

VMがセットアップされたため、instackへUndercloudをインストールします。 instackへsshします。IPアドレスは下記で取得できます。

[stack@rdo ~]$ cat /var/lib/libvirt/dnsmasq/default.leases | grep $(tripleo get-vm-mac instack) | awk "{print $3;}"
 192.168.122.221

sshして、stackユーザーへ遷移し、screenを起動します。

[stack@rdo ~]$ ssh root@192.168.122.221
[root@instack ~]# su - stack
[stack@instack ~]$ sudo yum -y install screen
[stack@instack ~]$ screen

python-rdomanager-oscpluginのインストール

下記コマンドでインストールします。

[stack@instack ~]$ sudo yum install -y https://rdoproject.org/repos/openstack-kilo/rdo-release-kilo.rpm
[stack@instack ~]$ sudo curl -o /etc/yum.repos.d/rdo-management-trunk.repo http://trunk-mgt.rdoproject.org/centos-kilo/current-passed-ci/delorean-rdo-management.repo
[stack@instack ~]$ sudo yum install -y python-rdomanager-oscplugin

Undercloudのインストール

Undercloudをインストールします。 instack-install-undercloud complete. が出力されていれば完了です。

[stack@instack ~]$ openstack undercloud install --debug
...
#############################################################################
instack-install-undercloud complete.

インストール後、Keystoneのキー有効期限が、1時間になっているため、この後のOvercloudデプロイが1時間を超える場合にエラーになります。 4時間とします。 2015-08-19更新 公式インストーラも4時間に変更されています。

次に、Overcloudのイメージをビルドします。

OpenStack RDO Managerインストール (3)